真夏のHND34R
HNDってなんだ?
飛行機によく乗られる方には お馴染みかもしれませんね。荷物を預けたら付いてくる あの白い帯状のタグに書かれている記号です。(例外もありますが…)
3レターコードと言いまして、国際航空運送協会(IATA)によって世界中の空港に割り当てられている記号です。 HNDは東京の羽田空港を示しています。
他の空港はこんな感じです
空港名 | 3レターコード |
---|---|
成田 | NRT |
関西 | KIX |
新千歳 | CTS |
福岡 | FUK |
那覇 | OKA |
ニューヨーク | JFK |
ロサンゼルス | LAX |
ホノルル | HNL |
パリ(シャルル・ド・ゴール) | CDG |
ロンドン(ヒースロー) | LHR |
思いつくままいくつか空港のコードを挙げてみました。 次に飛行機に乗られる際には チェックしてみるのも面白いかと思います。
IATAのコードは他に 航空会社コード(JAL=JL、ANA=NHなど)や、 都市コード(東京=TYO、ニューヨーク=NYCなど)があり、 荷物のタグにはこちらが書かれている場合もあります。 これらの他にも国際民間航空機関(ICAO)による空港の4レターコード (羽田=RJTT、ホノルル=PHNLなど)があります。 こちらは運航や管制で使用されるものであまり一般的ではない様です。
34Rってなんだ?
こちらは 滑走路番号(滑走路の向き)です。
真北を360°、真南を180°として 滑走路の方角、それを10で割ったものが滑走路番号です。トップの写真の飛行機は、340°(番号34)に向かって離陸しています。反対向きに飛び立つ場合は340-180=160(番号16)になります。
数字の後のRは番号の方角に向かって右側(Right)の意味です。
羽田空港には現在4本の滑走路があって、その内2本が平行に並んでいます。 どちらも16/34になってしまいますので、向かって右(左)を識別するためにR(L)をつけています。(平行滑走路3本ある時はそれぞれL.C.Rをつけます)
34Rとはほぼ北向きの右側の滑走路ということになります。
真夏の羽田空港は
ただでさえ暑い上に、舗装による輻射熱やエンジンからの排気によって常に陽炎が立っている状態です。このページの写真は、第2ターミナルの展望デッキから撮影したものですが、全体像が揺らいでしまっていますね。『羽田のゆらゆら』などと呼ばれている現象で、飛行機写真の愛好家泣かせでもあったりします。私は暑さが表現できて結構好きです。
今年は、こんなご時世ですのでまだ羽田に撮影に行けていません。早く落ち着くといいですね。
昨年(2019年)に撮影した写真をいくつか載せておきます。
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