カメラと一緒に買うといいもの 7選

カメラと一緒に買うといいもの 7選

初めての方のデジタル一眼講座さぁ!フォトライフ始めましょう!!①

こちらの連載では、デジタル一眼初心者の方へ向け、カメラ・レンズの使い方、基礎的な写真の仕組みや撮り方など、”簡単に、分かりやすく”アドバイスしていこうと思います。
どうぞお付き合いください。


さて、今回はカメラを買うときに一緒に買っておくと便利なものを、幾つか挙げてみます。これらの分も予算に入れて置いて下さいね。

必要なものには」、あったら良いものには」を各項目に付けていますので、参考にして下さい。

メモリーカード ◎

SDメモリーカード

撮った写真や動画を記録するカードです。
大抵の場合、カメラには付属していなので、必ず購入しましょう。
現在(2020年)発売されているカメラのほとんどは「SDカード」を使用します。大きさの違う「miniSDカード」や「microSDカード」は使えませんから注意して下さい。

写真をメインに撮られる方の場合、カード容量は32GBをおすすめします。
カメラの性能にもよるのですが、RAW+JPEG(下記参照)という設定で大体500枚から1,000枚程度の記録ができます。これ位の容量が使い勝手もいいと思います。

私(管理人)は普段のスナップ用に32GBを入れて置き、イベントや項目ごと(京都旅行とか会食とか)に、16GBや32GBのカードを買い足して、入れ替えてます。
こうしておくと後々の写真整理の時に便利ですよ。紛失や破損なんかの時のダメージも軽くなります。

で、ここからは少々ややこしい話になるのですが…
「SDカード」には、データの書き込みや読み出し速度などによって、たくさんのスペックが混在し、値段も32GBの場合、1,000円台から10,000円位までと様々です。

それぞれのカメラの性能をフルに生かすため、必要とされるカードのスペックが違います。
例えば、安いからといって低いスペックのカードを使ってしまうと、うまくカメラが作動しないばかりか、全く記録出来ないという事も起こり得ます。(私もやらかした事があります)

初心者の方が最適なカードを選ぶのは、かなりの大変ですので、店員さんに選んでもらうのが一番確実です。
なので、カメラを買う時に、欲しいカード容量とメーカー(出来れば)を伝えて、最適なものを教えてもらうと良いでしょう。

メーカーも数多くありまして、その中で私(管理人)のおすすめは、サンディスク社トランセンド社です。10年以上、かなりの枚数を使ってきましたが、記録エラーなどの不具合に当たった事が無く、信頼できるメーカーだと思っています。

記:RAW+JPEGとは、写真のデータをカードに書き込む方式です。
フィルムカメラで例えると、RAWは「ネガ」、JPEGは「写真」みたいなものです。
今後、この連載で説明しますので、今のところは「そんなのがある」とだけ思って置いてください。


レンズのプロテクト・フィルター ◎

読んで字のごとく、レンズを傷付けない様にする為の無色透明のフィルターです。
どこかにぶつけたりしてレンズを傷つけてしまうと、メーカー修理に出さなければならなくなり、これが結構な出費(いやマジで)になります。
これをレンズの先端に付けておけば、万が一の時でもフィルターだけを交換すれば良いの安心です。

フィルターにはサイズ(直径)があって、レンズごとに違いますから、買った(買う)カメラのレンズに合ったものを選んで下さい。

このフィルターは色々なメーカーから製品が出ていて、機能やサイズの違いによって価格も3,000円台から10,000円超まで幅があります。
カメラのメーカー純正品を選べばまず間違い無いと思います。それ以外なら、ケンコー社マルミ光機社の製品が機能と価格のバランスが取れていて、経験上おすすめです。

フィルターのサイズは、買ったレンズのカタログや取説に「フィルター径○○㎜」という風に書かれています。
けれども、調べて探すのも大変なので、これもお店の人に聞くのが一番です!

この様に、レンズに「Φいくつ」(直径)と書かれている事もあります

液晶モニターの保護フィルム ◎

カメラの背面にある液晶画面を保護します。カメラの画面のサイズに合ったものを選びましょう。(700円位から2,000円台。素材や品質によります)
バックからの出し入れや服のボタンやなんかで、意外と傷がつきやすい部分です。


クリーニングキット ◎

カメラのお手入れに必要なものが数点セットで入っているもので、初心者の方はこちらを買われると良いでしょう。こちらは1500円位で買いました。

上の写真の商品を開けてみると、ブロアーブラシ・レンズクリーナー液・レンズクリーニングペーパー・クリーニングクロス・綿棒・小ブラシと、これらを入れるポーチが入っています。
それぞれの使い方を説明しますね。

ブロアーブラシは、ブラシでホコリを払いながら、空気で吹き飛ばす道具です。この中で、一番よく使うものです。撮影前やレンズ交換のときに、”シュシュ”っとやると良いですよ。

ブロアーブラシ:ブラシ部分は取り外せます

レンズクリーナー液とレンズクリーニングペーパーは、セットでレンズやフィルターの手入れに使います。ペーパーに液を数滴染み込ませて、レンズ(フィルター)の真ん中から外側に向けて、渦巻き状に拭いていきます。コーティングを痛めてしまいますので、力を入れ過ぎない様にしましょう。

それぞれ単品でも購入できます。

ご注意:
この作業は必ずブロアーなどでホコリを飛ばしてから行って下さい!ホコリが付いたままだと、それを引きずる事になり、レンズを傷つけてしまう事があります。
クリーナー液は、カメラやレンズに直接垂らしてはいけません!中にカビが生える可能性があります。
普通のティッシュペーパーやタオルでレンズを拭かないで下さい。ホコリが出やすく、傷の原因になります。

クリーニングクロス、これもよく使います。いわゆる、眼鏡ふきですね。
ついうっかり、レンズを触ってしまった時など、ホコリを飛ばした後これでサッと拭いたり、カメラの外側や液晶モニターなどの清掃にあると重宝します。

綿棒・小ブラシはカメラやレンズの外側の細かい部分の掃除に使えます。
綿棒は綿くずが出ない様、力の入れ過ぎに注意してください。

またまたご注意:
カメラの内部には、絶対に触らない様にしましょう。ミラーレス一眼でレンズ交換をする時、大切なイメージセンサーがむき出しになる機種がほとんどです。これを汚してしまうと、専用の道具や難易度の高い作業が必要となりますので、くれぐれもご注意を。

私(管理人)の場合、撮影から帰ったら必ずカメラとレンズの清掃をする様に心掛けています。
外で撮影した後は、ホコリや油分なんかが結構付いてるんです。
疲れた時なんかはサボっちゃいますけど…


大きめのブロアー/ブラシクリーニングクロス 〇

上のクリーニングキットに入っているものは、少し小さいので、私(管理人)はこの3つを買い足しています。
参考までに値段も書いときますね。

大きいブロワーは強い風が出ますから、効率よくホコリが取れます。(2,000円位
ブラシに関しては、静電気でホコリを吸い寄せてくれるタイプを選んでます。(500円前後
クリーニングクロスは、ハンカチ大のものを複数枚持って出ています。
交換したレンズをバックにしまう時なんかは、これでくるんでおくとホコリも付かず、クッション代わりにもなって、いいですよ。(1枚1,500円位

手前は上記キットに入っていたブロアです

カメラバック+乾燥剤) 〇

エツミ社製ショルダータイプのバック

部屋にカメラを裸で置いておくと、ホコリが付いたり、湿気でダメージを与えかねません。この二つ、カメラの天敵です!
カメラ・レンズやお手入れ用品など、一式入る大きさのバックを用意しましょう。パッと持ち出せますしね。
中には乾燥剤を入れる事を忘れずに!(400円位

カメラバックというと、銀色や茶色の箱みたいなイメージですが(古いかw)、今はリュックやショルダータイプなど、お洒落なものがたくさん出ています。バック選びも楽しいですよ。

乾燥剤は、繰り返し使えるタイプがおすすめ!

予備バッテリー 〇

長時間撮影する時には、あった方が安心です。
ミラーレス一眼の場合、バッテリーの減りが比較的早いので、残量を気にしつつでは楽しくないですよね。

機種によってバッテリーの持ち時間は様々ですから、まず買ったカメラで様子を見て、必要と思ったら後で購入をする感じでもいいかもしれません。

価格はメーカーや機種によって、大体4,000円台から20,000円越え(!)まであります。
最近は、安い互換バッテリーもありますけど、メーカー純正品を使う方が安心です。


新しいカメラを買う時ってワクワクしますよね。
そのワクワクがいつまでも続くように、カメラのコンディションを維持してあげて下さい。

こまめにメンテナンスしていると、カメラへの愛着が増していきますよ!

(了)