レンズの「○○mm」って何?

レンズの「○○mm」って何?

初めての方のデジタル一眼講座さぁ!フォトライフ始めましょう!!②

こちらの連載では、デジタル一眼初心者の方へ向け、カメラ・レンズの使い方、基礎的な写真の仕組みや撮り方など、”簡単に、分かりやすく”アドバイスしていこうと思います。
どうぞお付き合いください。


カメラのレンズを見てみると、「28-70mm」とか、「18-55mm」とか数字が書いてあると思います。
今回は、この数字についてのお話です。
この数字がわかれば、次のレンズ選びに役立ちますよ!


なにを表すか

レンズに書いてある「○○mm」は、「焦点距離」というものを表しています。

簡単に言ってしまうと、

「何倍の大きさで撮れるレンズか。」

という事です。

それでは、この数字の読み方を、少し詳しく説明しますね。

「焦点距離」について

これは、レンズの「主点」と呼ばれる光学的な中心から、カメラの映像センサーまでの距離を言います。(レンズ自体の長さじゃありませんよ)
ここらの説明には、幾何学とかレンズ光学なんかの解説が必要になっちゃいますから、思いっきり割愛します。

ここでは、『焦点距離が長い物は「大きく」撮れて、短い物は「広く」撮れる』とだけ覚えて下さい。

で、焦点距離の数字の見方なのですが、カメラのセンサーサイズによって変わって来ます。
サンプルとして、一番わかり易い「フルサイズセンサーのカメラ」の場合で進めて行きます。

まず、肉眼で見た大きさ(1倍)で撮れるのが、焦点距離50㎜のレンズです。
標準レンズと呼ばれています。
これを基準にすると、100㎜のレンズになると2倍、200㎜が4倍という風に、比例して倍率が増えていきます。(望遠レンズ)
反対に、25㎜だと1/2倍(倍広く撮れる)、12.5㎜で1/4倍となります。(広角レンズ)

表にするとこうなります。

焦点距離倍率
100mm2倍
50mm(標準レンズ)1倍
25mm1/2倍
フルサイズカメラの焦点距離と倍率
注:画角とは写真に写る範囲です

フルサイズセンサー以外のカメラの場合、焦点距離と倍率の関係は以下の様になります。

APS-Cセンサーカメラの場合

焦点距離倍率
70mm2倍
35mm(標準レンズ)1倍
17.5mm1/2倍
メーカーによって少し異なる場合があります

マイクロフォーサーズセンサーカメラの場合

焦点距離倍率
50mm2倍
25mm(標準レンズ)1倍
12.5mm1/2倍

以上の様な感じです。

このパターンを覚えていれば、カタログや店頭でレンズを選ぶ時に

レンズの焦点距離のmm÷そのセンサーサイズの標準レンズのmm

の計算で「倍率」がわかります。

例えば、APS-Cの「18ー55mm」のズームレンズは「約0.5倍-約1.57倍」であり、マイクロフォーサーズの「40-150mm」は「1.6倍-6倍」のレンズ、という風になります。


焦点距離」について、なんとなくお解りいただけましたか?
次回は、やはりレンズに書かれている、「1:○○」という数字についてお話しします。

こちらも併せて、次のレンズ選びの参考になさって下さい。

追記:
APS-Cやマイクロフォーサーズのレンズカタログには、製品の焦点距離と一緒に「35mm判換算」として別の数字が書かれています。
35mm判というのは、フィルムカメラでよく使われるフィルム幅の事で、これはフルサイズセンサーと同じ大きさです。
そのレンズの倍率を、フルサイズのレンズに換算した焦点距離です。
なんで、そんな数字が書いてあるかと言うと、一眼カメラは35mmフィルムを長く使って来ましたから、ある意味「基準」みたいな感じで、昔からカメラを使って来た人が分りやすい様に併記してあると思われます。

(了)