五輪残影 -TOKYO 2020 MEMORIAL- ①

五輪残影 -TOKYO 2020 MEMORIAL- ①

晴海地区 PART1

「TOKYO 2020 オリンピック・パラリンピック」は2021年9月5日、数々の感動と共に終了しました。
大会に使用された施設は、そのまま残るもの、役割を変えて使用されるもの、解体され姿を消してしまうものに分かれます。

そんな「TOKYO 2020」の名残りを、これから不定期でめぐっていきたいと思っています。

今回は選手村があった、東京都中央区の晴海地区を撮影してきました。

You can see Tokyo after ‘Tokyo 2020’. Enjoy the photos of around ‘Olympic Village’!


このブログでは「TOKYO2020 オリンピック・パラリンピック」について、選手村の様子やちょっとした話題、開催前の東京の様子などの記事もアップしています。
こちらもあわせてお読みください。
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Click here! There are some articles regarding ‘Tokyo 2020’ which were written in Japanese however, you are able to enjoy photos!!


2021年9月29日 撮影

ビレッジプラザVILLAGE PLAZA

選手村の交流施設として利用されました。

全国63の自治体から集められた木材を使用し、「レプロシカル架構」という工法で建設され、内部は「壁」の無い大きな空間になっていました。
大会後に解体されて、使用木材はそれぞれの自治体に戻され「オリンピック・レガシー」の一つとして、各地の公共施設で再利用される事になっています。

「レプロシカル架構」
ざっくり説明すると・・・傾斜した複数の柱や梁などを、ねじった形で組み合わせて屋根を支える方式です。
日本中から集まった木材が、お互いに支え合う「オールジャパン」な感じで出来た建物でした。

Village Plaza which was constructed of woods. These woods are from 63 cities in Japan. After ‘Tokyo 2020’ they would be sent back to each prefecture and reuse.

ビレッジプラザ入口
正面にあった木製のフェンスはすでにありません。

The entrance of Village Plaza has been teared down.

使用された木材には、参加自治体が記されています。
再利用の時に困らないよう、一般に流通する木材の規格を採用しています。

The woods are stamped the name of production area.

解体された木材は、丁寧に梱包され参加自治体に送り返されます。
ビレッジプラザのメイン通路。
向かって右の角に、オフィシャルショップがありました。
選手の皆さんがSNSで紹介されていた「日本みやげ」も、ここで購入されたものかも知れませんね。

The passageway of Village Plaza which could be seen on social media posting by Olympians and Paralympians .


開村前のビレッジプラザ(2021年6月) Village Plaza before ‘Tokyo2020’.

大会期間中、正面左側のフェンスに、木製の「オリンピック・パラリンピック」のマークが飾られていました。
内部の案内図。
銀行や郵便局、美容室や写真スタジオまであったようですね。

The information map


「ビレッジプラザ」の跡地には、区役所支所や図書館、保育園などが入った公共施設が建つ予定です。
(2024年オープン予定)

This place would be used as a word office, a library, and a kinder garden.

選手村 外周からOLYMPIC VILLAGE

 

選手村入口付近。
セキュリティのためのフェンスや、大型テントは撤去され以前の風景が戻ってきました。

The entrance of Olympic Village.

選手村の中では、大会施設の撤去・解体工事が行われていて立ち入り制限中です。

Olympic Village is being closed for construction work.

選手村の横を通る、環状2号線歩道から撮影。
万国旗や選手団のバナー(横断幕)も消え、選手たちがSNSで見せてくれていた賑わいがウソのようです。
 

Olympic Village would be reborn as a dwelling area named ‘HARUMI FLAG’ with a junior high school and a bus terminal.
   


 

大会が終わってもうすぐ1ヶ月になろうとしているこの日、作業に向かうボランティアを見かけました。
しばらくぶりにその青いユニホームに出会って、ちょっと嬉しかったです。

Volunteer staffs are still working for Olympic Village.


 

選手村周辺の駐車場には、たくさんの大会用車両が集まっていました。(上:2021年6月25日)
現在は、全てその姿を消してしまっています。(下:2021年9月29日)

Some parking areas for the official vehicles were available around Olympic Village. (Above: Jun. 2021 Below: Sep. 2021) The vehicles are sold as used cars now.


今回は、晴海地区の様子を紹介しました。
今後も都内を歩き回って「五輪残影」を探していこうと思っています。


使用機材
camera
OLYMPUS OM-D E-M1X
OLYMPUS OM-D E-M5
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

五輪残影 TOKYO 2020 MEMORIAL ① (了)