酷暑の「大阪・関西万博」に持っていきたいもの

酷暑の「大阪・関西万博」に持っていきたいもの

万国博を楽しもう!! 第一回/「万博」へ持って行くといいもの&ちょっとアドバイス

2025年4月から大阪・夢洲に於いて「いのち輝く未来社会のデザイン」をメインテーマとした「2025年 日本国際博覧会(EXPO2025 大阪・関西万博)」が開催されています。
開幕前には観客動員の心配もされていましたが、6月中には早くも入場者が1000万人を超え盛況を呈していますね。

私(管理人)も去る6月22日(日)~24日(火)に「大阪・関西万博」に行って参りました。
雨がちの蒸し暑い時期でしたが、楽しく過ごせました。

第一回の今回は、これから夏本番を迎える「万博」に行かれる方へ、私(管理人)の体験を基に「持っていくといいものリスト」や「ちょっとしたアドバイス」なんかを書いていきます。

この連載が、あなたの「万博体験」に少しでも役に立ったならば幸いです。

今回はそんなお話です。


酷暑の昨今、一番大事なことはなんといっても「暑さ対策」ですね。
ここでは、私(管理人)の経験を踏まえていくつかリストアップしてみました。
  

・服装

とにかく涼しく」がコンセプト。

私(おっさん)の場合は、通気性の良いシャツ(ユニクロのエアリズム等)と半ズボンが最適解となりました。
綿のTシャツでもいけるかと思っていましたが、汗で体に張り付き不快感が半端なかったです。
長距離を歩くので、足元は短めの靴下に軽いスニーカーが良いでしょう。

外から冷房の効いたパビリオン(帰りの地下鉄も)に入ると、汗が冷えて寒く感じることもありますから、薄手の長袖をリュックに入れとくといいかもです。

・日焼け対策

私のおススメは、スプレータイプの日焼け止め
手軽で良いです。
しかしながら、汗をかいたり、会場のミストを浴びたり、手を洗ったりする度に効果が弱くなりますから、タイミングを見て時々”シュッ”とやっておりました。

・冷感グッズ各種

これは、街中の薬局や量販店なんかに沢山置いてあります。
その中からのおススメは「冷感タオル」と「ハンディファン」です。

冷感タオル」は水に濡らして軽く絞るだけで、繰り返し使えるものです。
これを首に巻くと、大分体感温度が違います。
凍らせて巻く「クールネックリング」も良いのですが、効果の時間が短いという難点があります。

ハンディファン」は多少大きくても風の強いものを選ぶと良いです。
私はペルチェ式の冷却プレートの付いたタイプを買いました。(4000円くらい)
これは、ファンの真ん中にあるプレートが冷たくなり、そこに首などにつけるとヒンヤリ効果が得られるという優れものです。
どれを選んで良いかわからない方は、家電量販電などで店員さんに聞いてください。

その他には冷感シートをお持ちになると良いでしょう。
首や腕などを拭いた後、ファンの風を当てると効果抜群です。
枚数の多いものは、結構重いので小ぶりなものを持っていきましょう。
 

赤丸の部分が冷たくなります


「暑さ対策」以外にあるといいもの

・予備のバッテリー

会場内ではチケットの提示、パビリオンなどの当日予約、公式アプリの閲覧、電子マネーでの支払いなど、スマートフォンの利用が頻繁になります。
心配な方はお持ちになると良いでしょう。
接続するコードは長めのもの(50㎝位)を選び、カバンの中に入れたバッテリーと接続すれば取り回しが快適です。
また「ハンディファン」にはUSBで給電できるものもありますので、そちらにも使えます。


・大きめの布製エコバック

会場で買ったお土産なんかを入れるのはもちろん、折りたたんで簡易クッションとして使えます(タオルや保冷剤をはさんだりしてもGOOD!)。
野外でのイベントなどでは待ち時間を含め、長時間硬いところに座ることもありますから、有ると無いとでは随分ちがいますよ。


・真空断熱タイプの水筒

いわゆるステンレスボトルです。
私は氷だけをいっぱいに入れて、持っていきました。
会場内の自販機で飲み物を買い、時間がたってぬるくなったらこれに注ぐわけです。
その時飲む分だけ入れることが、氷を長持ちさせるコツです。
ただし、水筒の仕様によっては、炭酸やスポーツドリンク、乳製品などは入れられないものもありますので注意してください(お茶関係はOK)。


・塩飴

汗と一緒に出て行ってしまう塩分を補給、体内の水分を保持してくれるので熱中症予防になります。
疲労感の緩和にも良いようです。
私はパビリオンの待ち時間の度に舐めておりました。


・バランス栄養食(お好みで)

「移動中に小腹が空いた」「レストランに並ぶ時間がもったいない」なんて方には、スティックタイプのバランス栄養食(カロリーメイトなど)がおススメです。
手近なベンチで、簡単に栄養補給ができます。
色々なメーカーから多彩な味のものが販売されていますが、現地での気温を考えるとチョコレートチップやクリームの入ったものは溶けてしまう可能性がありますから注意しましょう(保冷剤で冷やせば問題なしです)。

* 宿泊地のおすすめエリア

私(管理人)のように泊りがけで「大阪・関西万博」に行く場合、宿泊地選びは重要です。
会場までの移動だけで疲れてしまっては、楽しさも半減してしまいますね。

候補地はいくつかありますが、私(管理人)は会場のある夢洲(ゆめしま)への移動が便利な弁天町のホテルを予約しました。

新幹線・新大阪から弁天町エリアへは、JRまたは地下鉄でアクセスできます(どちらも乗り換えが1回あります)。
大きなスーツケースを持って、混んだ新大阪駅構内の移動は大変ですので、私は乗り換えが容易なJRを選びました。

まず新大阪駅から大阪駅へ(1駅/4分)。
そこから大阪環状線に乗り換えて弁天町駅に到着です(快速で3駅/9分)。
ホテルにスーツケースを預けて身軽になり、大阪メトロ中央線で夢洲駅へ向かいました。
約13分で到着します。
 


* 入場時の流れと注意点

地下鉄を利用した方は東ゲート、シャトルバスやタクシーでの来場は西ゲートからの入場となります。

ここでは、空港のようにX線による手荷物検査が行われます。
スムーズに通過するために、以下の準備をおすすめします。

・水筒やペットボトルなどの飲み物

・スマートフォンやカメラなどの電子機器

これらは個別に検査しますから、あらかじめバックから出しておくと良いでしょう。

ちなみに、私はここでカメラ清掃キットの小さなハサミが引っかかってしまいました(私のミスです!)。
携帯用のお裁縫セットに入っているような小さなハサミも、持ち込みができない可能性があるので注意してくださいね。
 


* 大きな荷物について

スーツケースなどの大きな荷物は会場内に持ち込めません。
会場のコインロッカーを利用することもできますが、サイズが小さく数も限られており、料金もかなり高めです。
万一、大きな荷物を会場まで持って行ってしまった場合は預かってもらうこともできますが、各ゲート1日100個限定で料金が1万円と目眩がしそうな金額になります。
そのため、夢洲(ゆめしま)へ来る前に宿泊先のホテルに預けるか、街中のコインロッカーを利用しましょう。
 


* チケットに関するアドバイス

手荷物検査の後は、チケットのチェックです。
今回の万博では、一部を除き紙のチケットはありません。スマートフォンやタブレットでチケットのQRコード画面を提示する必要があります。

また、このQRコードは入場後も一部のパビリオンやイベントに入場する時に使用します。

混雑時には通信回線がつながりにくくなることも予想されるので、あらかじめQRコードのスクリーンショットを撮っておくか、印刷して持参すると安心です。
私もスクリーンショットでスムーズに入場できました。
 

ゲート混雑時の回線を確保するため、通信各社が移動基地局を設置していました

これから夏休みにかけて、東ゲートは大変混雑し入場まで長時間並ぶことも予想されます。
対策として、会場の反対側(西ゲート)まで有料のバスを利用するか、徒歩で移動する方法もありますが、私(管理人)としては予約した入場時間を遅らせることをお勧めします
その分、会場の滞在時間は短くなりますが、炎天下で並んだり歩いたりするのは大変ですからね。
私の観察やライブカメラの映像からも、お昼過ぎには大行列が解消されていることが多いようです(並ばないとは断言できません)。
開場時間は22:00までですので、時間はたっぷりありますよ!!

 


* 現金が使えません

会場内では現金は使えません。
「PayPay(ペイペイ)」などのスマホ決済に加入されていない方は、なんか心配ですよね。
その点は「Suica」「ICOCA」などの交通系ICカードと、クレジットカードの併用でカバー出来ますので安心してください!
私(管理人)の場合ですと、「Suica」に上限の2万円分チャージして往復の交通費、会場内の飲食と外周バス料金などを支払い、お土産などはクレジットカードという感じで過ごしました。

もし交通系ICカードの残高が足りなくなっても、以下の場所でチャージできますから安心です。

・東ゲートマーケットプレイス ATM・チャージ機設置エリア
・東ゲート前と西ゲート前 チケット換所内(一旦会場から出て、再入場する必要があります)
・西ゲートマーケットプレイス マネープラザ


* 「万博」でちょっと使える施設・サービス

・会場内には「暑さ対策」一環として、「水飲み場」と「給水機」が数多く設置されています。
ここへは「冷感タオル」を何度か濡らし直しに立ち寄りました。

・「お土産をたくさん買って大荷物に」なんて場合は、東西ゲート近くの「宅急便」から自宅に送り、身軽になって散策を楽しみましょう(受付時間をチェックしてください)。
また、有料の手荷物預かりサービスもあります。

・会場の東西2ヵ所に「郵便局」があります。
ここからご自分に手紙を出すと、期間限定の記念スタンプが押された形で届きます。
オンリーワンの記念品にいかがでしょうか?

・食事代を節約したい時、日常のもの(日焼け止めなど)を忘れたりしたときには「コンビニエンスストア」が助けてくれます。
値段も街中とほぼ変わりません。
会場内に4店舗あり、オリジナルのメニューやグッズなんかも置いてます。

・「なんかお腹が痛い」などの体調不良や、「靴擦れで絆創膏が欲しい」とか「オムツが足りなくなった」なんて時には、「アカカベ薬局」が利用できます。
街中のお店とあまり変わらないくらい、品揃えは充実していました。
東ゲート近く「大阪ヘルスケアパビリオン」の中と、西ゲートから近い「風の広場マーケットプレイス」に2店舗あります。

熱中症などホントに具合が悪い時は、迷わず近くのスタッフの方に相談してください。
救護室が数か所設置されています。
 

  
いろいろある施設やサービスを上手く利用して、「万博」を十分に楽しんで下さい。

くれぐれも、「暑さ対策」をお忘れなく!!

本記事の写真は全て管理人撮影
camera
OLYMPUS OM-D E-M1X

lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.5 PRO


今回は「大阪・関西万博」に行かれる方へ「持ち物リスト」と「簡単なアドバイス」をいたしました。

これからはますます暑さが厳しくなります。
会場内では水分を多く採り、日陰での休憩を心がけるようにしてくださいね(近くのショップに入って体を冷やすのもGOOD)。
徹底した「暑さ対策」で「大阪・関西万博」を楽しい思い出にしましょう!

次回からは私(管理人)が見た会場の様子や感想なんかを、お伝えしていきたいと思います。

万国博を楽しもう!! ①/「酷暑の「大阪・関西万博」に持っていきたいもの (了)