圧巻!!「万博」のシンボル「大屋根リング」

圧巻!!「万博」のシンボル「大屋根リング」

万国博を楽しもう!! 第二回/「出たとこ勝負」の「万博体験記」その

夏休みを迎え、ますます盛況の『2025年 日本国際博覧会(EXPO2025 大阪・関西万博)』。

今回はこれから万博に行かれる方へ、私(管理人)の体験や感想などを交えながら会場の様子をお伝えしてこうと思います。

持ち前の”くじ運”の悪さでパビリオンの事前/当日予約にハズれまくり、「出たとこ勝負」でゆっくりと回る事にしましたので、シニアの方にも参考になるかと思います。

今回はそんなお話です。


セキュリティチェックを受け、入場ゲートをくぐると広々とした空間。
左右に立ち並ぶユニークな形のパビリオン
正面に「大阪・関西万博」の象徴「大屋根リング」。
記念写真を撮る人の列ができる大人気の「ミャクミャク像」。

一気に「万博気分」が盛り上がってきました!
    

そんな高揚感の中、万博の公式アプリからパビリオンの「当日予約」に早速挑戦(入場してから10分後に出来るようになります)。
やはりというか案の定というか、希望の予約は全滅でした(午後からの入場ってのもあって)。
気を取り直して、会場を観察する事にいたしました。

歩き始めてまず気付いた事は、徹底した暑さ対策とベンチの多さです。
会場内のいたるところに大きなミストファン日よけパラソルが設置され、ベンチと通路との距離も適度に調整されています。
これはつい付け足しになりがちな事も、しっかりと計画されている証拠であり運営サイドの本気度が伝わって来ました。

また、観客の流れを制御するためのパテーション(ついたて)が記念写真にも使えるように可愛いデザインになっていたり、人気のキャラクターがあしらわれたフォトスポットがあったりと歩いているだけで楽しめる遊び心のある演出に感心します。
もちろん、個性豊かな各パビリオンや話題のトイレなどの建物にも注目ですが、会場のあちこちに描かれた可 愛い「こみゃく*」たちや、民族衣装に身を包んだ外国人スタッフの方々も必見です。
     

展示物に感嘆の声を上げたり、地図を片手に行き先を探したり、友達とはしゃぎながら自撮りしたり、両手いっぱいのお土産を買ったりと、笑顔で会場を歩く来場者たち。
そんな光景を見ながら
なんのかんの言われてたけど、「万博」やって良かったじゃん
そんな風に思いました。

*こみゃく
万博のロゴマークやマスコットキャラクター「ミャクミャク」ように「細胞」をモチーフとした目玉のあるキャラクターたちです。
各エリアのテーマに合わせて色々なタイプの「こみゃく」がいますので、探しながらの散策も楽しいですよ。

【こみゃく ギャラリー】

東ゲート入口広場を抜け、いよいよ「大屋根リング」へ。
    

高さ約12〜20m、直径約675m、長さ約2kmにも及ぶこの巨大な木造建築物は、「多様でありながら、ひとつ」という万博会場デザインの理念を体現するシンボルです。
一歩足を踏み入れると、その壮大なスケールと精緻な構造に圧倒されること間違いなしです。
開幕前の3月には「世界最大の木造建築物」として、ギネス世界記録に認定されています。
      

「大屋根リング」の下には、2本の広い通路が設けられています。
その通路の内側にはお土産ワゴンや飲料の自動販売機が設置されており、自動販売機の価格が街中とほぼ同じなのには驚きました(良心的です!)。
外側には休憩用のベンチがずらりと並んでいて風通しの良い日陰になっているので、持参したお弁当や会場グルメをここでゆっくり味わうのもおすすめです(もう少し間隔が広いといいんですが)。
    

   


この大屋根下の通路は、来場者のメイン動線となっていて、ここを通ればほとんどのパビリオンへ迷うことなくアクセスできます。
これからの暑い日や雨の日にも助かりますね。
会場の反対側へも真ん中を突っ切って行くよりも、広いリングの通路を人の流れに乗って進んだ方が速いこともあるぐらいです(意外に狭い通路のエリアがあったり、立ち入れないバックヤード用の道路があって遠回りを強いられる事も)。
  
大屋根リングの上へエスカレーター(他にエレベーター、階段もあり)で登ると、上下二層になった周回路に出ます。
海風の吹く広い周回路の間には色とりどりの花が植えられていて、ここが建物の上であることを忘れそうです。
ここからは、会場内のパビリオンはもちろん、大阪の街並み、瀬戸内海、遠く神戸や淡路島まで見渡せる360度のパノラマ絶景が楽しめ、30分~40分もあれば一周できます。
この景色を見るだけでも、万博に来た甲斐があったと満足できると思いますよ!
   

 

そんな「大屋根リング」ですが、会期が終わると一部を残し解体されてしまう事が決まっているようです。
「EXPO70」の「太陽の塔」のようにレガシーとして残ることはうれしいのですが、リング全体としての存在感が消えてしまうのがなんとも残念ですね(全体を残すことは無理なのはわかりますが…)。

ですので、私(管理人)は何度か大屋根に上がり、しっかりと網膜と記憶とカメラに焼き付けて参りました。

「大阪・関西万博」にお出かけの際は、是非ともその威容を十分に堪能して下さい!!
 

 

 



次回では、私(管理人)が見学できたパビリオンたちや、会場の写真をご紹介していきたいと思います。

万国博を楽しもう!! 第二回/「出たとこ勝負」の「万博体験記」その (了)