「万博」は予約なしでも楽しい!!
- 2025.08.10
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万国博を楽しもう!! 第三回/「出たとこ勝負」の「万博体験記」その②
引き続き「大阪・関西万博」のレポートです。
今回は、”くじ運のない”私(管理人)が「出たとこ勝負」で見学出来たパビリオンの様子をご紹介したいと思います。
それでは早速まいりましょう!
今回はそんなお話です。
「出たとこ勝負」で私が行ったパビリオン
私(管理人)のように予約をハズしまくっても、予約者以外の待機列に並んで入場をする方法があります。
しかし、いつでも行けば並べるというわけでは無く、各パビリオンそれぞれの待機列が一杯になったり、館内が混雑してくると予約者以外の待機が一時的に中止されることも多々あります(待機列の狭い施設に多い印象です)。
また、パビリオンによっては待機が長時間(6時間以上持ち)におよぶところも!
また、日本館のように時間帯で入場方法が異なるパビリオンや、パナソニック「ノモの国」のような完全予約制(少しはチャンスが欲しいですけど)のところもあります。
来場前にガイドブックやSNSなどで事前に調べておくと良いでしょう。
今回、私(管理人)は気の向くまま歩き、興味のあるパビリオンに並ぶチャンスがあれば並ぶ、フラっと入れるところには入る、疲れたらベンチに座るといったスタイルで会場内をゆっくり歩き、実質2.5日間の昼間だけの滞在で、10か所のパビリオンと大屋根リング、レストラン、ショップ数件を楽しく回ることが出来ました。
その中でも特に印象に残った、パビリオンの様子をご紹介したいと思います。
(記事内の写真は一部を除きクリックで大きくなります)
ロボット&モビリティ ステーション

私(管理人)が、最初にフラっと入ったパビリオンです。
会場内ではレストランや清掃、警備などで働く「ロボット」たちを見かけます。
ここではそれらのロボットや、開発中のロボットのデモンストレーションなどがが見られます。


その中で私が興味をそそられたのが「AIスーツケース」です(出口付近に展示してありました)。
これは、視覚障害者の方のため開発されたもので、「盲導犬ロボット」と呼んでも差し支えないでしょう。
街で見かける盲導犬にはいつも感心させられていますが、その数はまだまだ不足しているそうです。
この「AIスーツケース」が実用化されれば、その問題解決の一助になるのではないかと期待します。
また、訪れつつある「スマートシティ」の時代でも、「AI」がその能力を発揮してくれるでしょう。



会場内でも体験されている方を見かけました(こちらは予約制です)。
実証実験のデータが多く集まり、早く当り前な存在になるといいですね!
PASONA NATUREVERSE(パソナ ネイチャーバース)

ここでは30分くらい並びました。
手塚治虫の人気キャラクターである「アトム*」と「ブラックジャック」によってナビゲートされるこのパビリオンは、「いのち」の歴史を表現した「生命進化の木」、極彩色に輝く「アンモンナイト(アンモナイトの化石が宝石化したもの)」、「未来の手術室」といった最新の医療テクノロジーなど見どころが盛りだくさんです。



そしてここには「大阪・関西万博」の目玉展示の一つである「iPS心臓」があります。
5㎝に満たない「iPS心臓」が拍動する培養ケースの周りには黒山の人だかりでしたが、流れに乗って待っていたら、信じられないくらい近くで見ることができました。
患者の心筋細胞から作られるため拒絶反応のリスクが低く、認可されれば心臓病治療に大いに役立つそうです。


ここでも「未来」を見せてもらいました。
このパビリオンは会期後、「PASONAグループ」の本拠地である淡路島に移設される予定です。
*アトム
22世紀、地球の危機を救って壊れてしまったアトムを宇宙空間から回収。
ブラックジャックの執刀により「iPS心臓」を装備され生まれ変わった「ネオアトム」という、このパビリオンのオリジナルキャラクターです。
パビリオンにあるショップもアトムだらけです。

ドイツ館

ドイツ連邦共和国が実践する「廃棄物・汚染などを出さない」「製品や資源を使い続ける」「自然のシステムを再生する」という3原則を持った「循環経済」を紹介するパビリオンです。
待ち時間は15分くらい(ラッキーでした)。
少々堅苦しい内容ですが、このパビリオンが素晴らしいのはその見せ方です。
入館者は、入口でテニスボールくらいの大きさの光るマスコット「サーキュラー」を手渡されます。


「サーキュラー」は館内の音声ガイドになっていて、各展示にあるポイントに頭をタッチさせると口からその説明が流れる仕組みです(言語は日、独、英だったかな?)。
丸っこいフォルムでランダムに色が替わりとってもキュート。
説明そっちのけで「サーキュラー」と自撮りする人も多く見受けました。




他にも来館者同士が協力して「循環」を体験できるゲームがあったり、工夫をこらした演出となっています。
「とっつきにくい内容でも、やり方次第でお客さんを楽しませることが出来る」
そんなことを再認識させてくれた体験でした。
もちろん、ドイツ名物「ビールとソーセージ」が味わえるレストランも併設されています。
私が訪れた夕方には満席の盛況でございました。



ドイツ館のキャッチフレーズ「わ!ドイツ」は、「循環の【環(わ)】」・「調和の【和】」・「感嘆の【わ】」を表現してるそうです。
「大阪・関西万博」点描




























本記事の写真は全て管理人撮影
camera
OLYMPUS OM-D E-M1X
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.5 PRO

1970年の大阪万博で話題となった「人間洗濯機」が現代の技術で復活!
デモンストレーションもあります。
見られるところ
「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」
1970年のクボタ館で展示されていた「夢のトラクター」の現代版「汎用プラットフォームロボット(Versatile platform robot) Type:V」
農作業全般を完全無人で行うそうです。


こちらは汎用プラットフォームロボット Type:S
険しい地形で活躍します。
見られるところ
「未来の都市」
今回は、私(管理人)が体験したパビリオンをご紹介しました。
いくつかの見たかったパビリオンは入場できませんでしたが、運良く並んで入れたり、フラっと入った所が案外楽しかったり、ちょっとした会場内の演出や工夫に感心したりと「予約なし」でも十分に楽しむことが出来ました。
暑かったけど…
夏休みや、その後の閉幕前の追い込みを迎えるに当たって、予約を取ることもますます難しくなっていくと思います。
その上、予約が出来なかった人気パビリオンでは、暑さの中で長時間の入館待ち...
であるならば、今回の私のように「出たとこ勝負」で会場を散策するというのはいかがでしょうか?
もしくは、ご自身でテーマを作って万博を楽しむっていうのもアリですね。
例えば
・海外のグルメを味わう(各国のコーヒー、紅茶の見比べなんてのも)
・パビリオンなどを撮影して回る(込みでの自撮りもいいかも)
・スタンプラリーに参加する(公式スタンプ帳は会場以外でも買えます)
・「こみゃく」を探して歩く(ネット上で「こみゃくMAP」を公開してる方もいます)
・予約不要のショーを巡る(夜の花火やドローンショーも!) とか...
会期が終われば、幻のように消えてしまう「大阪・関西万博」。
せっかくですから、精一杯楽しみましょう!
暑さ対策もお忘れなく!!

次回は夢洲「大阪・関西万博」の会場を出て、もう一つの万博スポットをご紹介します。
万国博を楽しもう!! 第三回/「出たとこ勝負」の「万博体験記」その② (了)
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