プロのカメラはなぜデカい? レンズが白い理由と重い理由をプロがわかりやすく解説!

スポーツ撮影現場でプロカメラマンが使う超望遠の白レンズ カメラ・レンズ

初めての方のデジタル一眼講座さぁ!フォトライフ始めましょう!!⑪

今回のワールドカップも盛り上がりましたね!

テレビ中継を見ていると、ピッチの周囲には多くのカメラマンの姿が映っていました。

大きなカメラに、さらに大きな望遠レンズ。

スマホで手軽に高画質な写真が撮れるこの時代になっても、

「どうしてプロのカメラはあんなにデカいんだろう?」

「カメラは黒いのに、なぜレンズだけ白いんだろう?」

と疑問に思ったことはありませんか?

あのゴツい機材たちには、ちゃんとした意味と役割が存在します。

今回はそんなお話です。

こちらの連載では、デジタル一眼初心者の方へ向け、カメラ・レンズの使い方、基礎的な写真の仕組みや撮り方など、”簡単に、分かりやすく”アドバイスしています。
以前の記事はこちらで。

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 カメラが大きくなってしまうのには次のような理由があるんです。
 決して「凄さ」や「高級感」を出すためではありません(笑)

1. 操作ボタンやダイヤルが多いから

 どんな状況でも素早くたくさんの機能を呼び出したり設定を変えたり出来るよう、ボタンやダイヤルが多数搭載されているためです。
 このお陰で、ファインダーを覗いたままの操作が容易になります。

2.大容量のバッテリーを搭載しているから

 プロの撮影現場(特にスポーツなどの野外)では長時間にわたって取材することになり、それに対応するためには大型の大容量のバッテリーの搭載が必須です。
 機種によっては2個使う場合もありますから、それを収納する分大きくなっているんです。(私(管理人)のカメラも2個仕様です)

3.縦位置グリップが付いているから

 縦位置で撮影するとき、手首がしんどくなりませんか? 数枚なら耐えられても、長時間の撮影では限界がありますよね。
 そのため、プロのカメラには縦位置用のシャッターボタンやグリップがあらかじめ配置されており、操作ダイヤルなどもセットで追加されるため、どうしても本体が一回り大きくなってしまいます。

4.耐久性や雨風対策をしてあるから

 プロの現場では「故障したから撮れませんでした」は通用しません。
 その対策としてマグネシウム合金などでガッシリとしたボディフレームを導入して、長期使用によるレンズマウントの変形を防いだり、多少の衝撃に耐えるよう設計されています。
 それに加え、雨や砂などが内部に侵入しないように”シーリング”や”Oリング”などが施されて、プロの過酷な環境に耐えるようになっているんです。 


5.デカいレンズとのバランスを取るから

 プロの使うデカい超望遠レンズは非常に重いため(ホントに)、手持ちで構えたときのバランスを取るにはある程度カメラ側が重くないと安定せず、致命的な”手ブレ”の原因となります。
 しっかり握れる大きめのグリップと適度な重さが、重いレンズでも安定して構える事を助けています。

撮影イメージ

 レンズが大きくて白いのにも、プロの現場ならではの明確な理由があります。
 こちらもひとつずつ解説していきますね。

1.なぜデカい(長くて太いそして重い)のか?

 プロ用の超望遠レンズの内部には、高画質を得るために透明性の極めて高い(値段も!)ガラスレンズが十数枚から二十枚も入っています。
 これらのレンズ能力を最大限に発揮させるよう光をきれいにセンサーへ届けるために、一般的なレンズに比べてどうしても構造的に「長くなって」しまうんです。

 また「太さ」の理由ですが、夜間のスポーツや室内など暗い場所でも撮影できるよう、一番前のレンズ(前玉といいます)を大きくして、光をたくさん取り込めるようにしているからなんです。

 さらに、ズッシリとした「重さ」にも理由があります。
 重いガラス群を支える鏡筒(きょうとう)にはガッシリとした金属合金を採用し、中には大型のオートフォーカス用モーターまで内蔵しているからです。

2.なぜ白いのか?

 屋外(特に炎天下)で黒いレンズを使っていると、太陽光の熱を吸収して内部が高温になってしまいます。
 レンズ内部の精密な金属・ガラス部品や、レンズなどは熱で伸び縮み(熱膨張)しやすく、ピントがズレたり画質の低下を引き起こしかねません。
 これを防ぐために光と熱を反射する「白(またはライトグレー)」で塗り「熱対策」としているわけです。(キヤノンやソニーなどの白レンズが有名ですね)


 スポーツなど野外の現場で取材するカメラマンは、このデカいカメラとレンズを複数台と予備バッテリーと充電器や手入れのための道具、カメラ用のレインコートなんかをカメラバックに詰め、デカい機材を載せるためのデカい三脚を担いで移動します。

 私も過去に山腹の撮影スポットに向かう途中、「撮影に行くのか」「荷物背負って山登りをしてるのか」わけがわかんなくなった記憶があります。(笑)
 そして「重たいなぁ~ 軽い機材出来ないかなぁ」なんて思ったことも。

 しかしこの記事の理由から「そんな日はやって来ないでしょう。」
 なんせ、デジタルになってからカメラ重くなってますんで…

 全ての(アマ・プロ)のカメラマンの皆さん!
 身体を鍛えましょう!!

初めての方のデジタル一眼講座さぁ!フォトライフ始めましょう!!⑪ (了)

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