2021年12月27日。
東京都港湾局から、東京都中央区にある「晴海客船ターミナル」を来年2月20日に閉館することが発表されました。
1991年5月の開館から30年にわたり、東京の海の玄関として親しまれた特徴ある建物は、その姿を消してしまいます。
今回はそんな「晴海客船ターミナル」の写真を中心に、ご覧いただきたいと思います。
記述がない写真は全て 2021年11日20日の撮影です。

「晴海客船ターミナル」とは
「晴海客船ターミナル」は、1991年(平成3年)5月23日に開業した国際ターミナルです。
渋谷の「109」や新宿西口の地下道を手掛けた、竹山 実 によって設計されました。
開館以降、世界的なトレンドとなったクルーズ船の寄港地として、多くの船が訪れました。
数年前までは、南極観測船の出発式もここで盛大に挙行されていた場所でもあります。
都心から近い場所にあり(銀座からバスで15分位)私(管理人)も、よく船を見に来ていた思い出深い場所です。
目の前に東京港が広がり、東京タワーがよく見える立地ともあって、人気の夜景スポットだった時期もありましたね。
特徴のある未来的なデザインは、映画やTVの格好のロケ地(特撮が多かったかな)となっていて、撮影隊の姿をよく見かけました。
毎年5月には「みなと祭り」が開催され、珍しい船の船内を見学できたり、消防庁のヘリコプターが展示飛行をしたり、消防艇のデモ放水があったりと「ふね好き」には見逃せないイベントとなっていました。
2000年代に入るとクルーズ船の大型化がすすみ、ここへ来る途中にある「レインボーブリッジ」をくぐれない船が多くなってしまいます。
港湾局は解決のためレインボーブリッジの外側に、より大きなターミナルの建設を進めました。
これにより、2020年9月お台場に完成したのが「東京国際クルーズターミナル」です。
新たなターミナルの誕生により「晴海客船ターミナル」はその主たる役割を終えました。
また建物の老朽化もすすんでいるため、今夏の「TOKYO2020 オリンピック・パラリンピック」の関連施設として使用の後、閉館・解体されることが決まり、今回の発表となったものです。
来年2月の閉館後には、工事のため施設が閉鎖されますので、見学される方はお早めにどうぞ!
「晴海客船ターミナル」点描

手前の2本の塔は、エレベーターシャフト

こちらもロケでよく使われていました









接岸中の船を間近に見学できました

こちらもロケ聖地です

入居開始のころはターミナルは解体されているので、今しか見られない風景です
(2021年9月撮影)



(2019年10月撮影)




船のいない夕方には、ユリカモメたちが寝ぐらを求めて集まります
(写真は4点とも、2017年10月撮影)
ちょっと昔の写真

まだ周りに何もありませんね
(2005年5月)

練習船「日本丸」の姿が見えます
(2014年4月撮影)
「晴海客船ターミナル」の船たち


(写真は2点とも2003年5月撮影)

「みなと祭り」の主役です
(上下とも、2003年5月撮影)


東京都港湾局のしゅんせつ船「雲取」
(2003年5月撮影)

(2013年11月撮影)

海上自衛隊の護衛艦「てるづき」

(写真は2点とも、2019年5月)

「晴海客船ターミナル」は、来年(2022年)から解体が始まります。
その跡地にはお台場の「東京国際クルーズターミナル」を補完する国際ターミナルが、新たに建設される予定です。
こちらは「東京国際クルーズターミナル」の拡張工事が終わるまで暫定的に使用された後、解体され隣接する公園の一部となる計画だそうです。(何かしらの港湾施設は残るかもですが)
都心で気軽に大型船を見られる場所だったので、閉館はとても残念です。
ひとりの「ふね好き」として惜別の思いを込め、今回は写真を多めにご覧いただきました。
ありがとう!「晴海客船ターミナル」!!
「晴海客船ターミナル」が閉館します (了)

